Altium Designer の新機能

このページでは、Altium Designer 25 の初期バージョンに含まれる改善点と、その後の更新で追加した改善点について説明します。様々な改善を提供することに加えて、各更新には、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムを通じてお客様から寄せられたフィードバックに基づいて、ソフトウェア全体に多数の修正と拡張機能を導入し、設計者が最先端の電子技術を作成し続けるのに役立ちます。

Standalone、または Private Server ライセンスを使用する場合、新機能を使用できるようにするには、そのライセンスを再ライセンス認証/更新する必要がある場合があります。

  • Standalone ライセンスの場合、License Management 画面 から実行します。

  • Altium On-​​Prem Enterprise Server、または Altium Infrastructure Server で管理されている Private Server ライセンスの場合、サーバのブラウザインターフェースの Admin – Licenses ページから実行します。詳細を見る (Altium On-Prem Enterprise ServerAltium Infrastructure Server)。

あるいは、Group Administrator、または License Administrator が Company Dashboard からライセンス認証を行いライセンスファイル (ALF) を取得することもできます。現在のライセンスを、新しくライセンス認証を行ったライセンスに切り替えます。

ライセンスを再ライセンス認証/更新した後は、Altium Designer を再起動することをお勧めします。

現在のバージョンを使用し続けるか、現在のバージョンを更新、または現在のバージョンと一緒に Altium Designer 25 をインストールして最新の機能を利用するか選択できます。現在のバージョンは、ソフトウェア内の Extensions and Updates 画面 で更新できます。現在のバージョンと一緒に AltiumDesigner 25 をインストールする場合は、Altium Downloads ページ からインストーラーをダウンロードし、インストーラーの Installation Mode ページで New installation を選択します。

無償評価版!

まだ、Altium Designer を所有されていない場合、Altium Designer を試してみてはいかがですか? 簡単なフォームを入力して、製品版と同等の機能で 15 日限定の Altium Designer の評価版をお試し頂けます。技術的な制限無く、Altium Designer を自由に評価できます。以下のリンクをクリックしてフォームを入力してください。そして、より多くの技術者や設計者が他の製品より Altium を選択する理由をご自身でお確かめください!

Altium Designer 無償評価版

Altium Designer 25.4

リリース日: 2025年3月13日 – バージョン 25.4.2 (build 15)
リリース日: 2025年2月27日 – バージョン 25.4.0 (build 12)

Altium Designer のリリースノート

回路図の改善

コンポーネント プロパティでの動的パラメータの対応

回路図コンポーネントのプロパティに動的 (アイテムレベル) パラメータの可視性を追加しました。これらのパラメータの値は、ソース データベース/PLM システムで変更でき、配置された Workspace ライブラリ コンポーネントに同期されます。コンポーネントの新しいレビジョンは作成されません。配置されたコンポーネントを回路図で選択すると、このようなパラメータが Properties パネル内の Parameters リストに表示されるようになりました。

動的パラメータ機能を使用すると、新しいコンポーネント レビジョンを作成することなくコンポーネントを更新できます。新しいレビジョンを作成すると、それらのコンポーネントが使用されている関連デザインに影響します。この機能は、components synchronization configuration ドキュメント (*.CmpSync) を使用してコンポーネント データベースと Workspace データを同期する時、PLM インスタンスと Workspace (Altium 365 WorkspaceEnterprise Server Workspace) を同期する時、または CSV uploader を使用する時に利用できます。パラメータ属性を定義する時、パラメータをアイテムへ、またはレビジョンへ反映するかを決定できます。

Properties パネルでの動的パラメータの表示をコントロールするには、Advanced Settings dialog の 2 つの詳細設定オプション (Schematic.UI.ShowMoreOrLessParameters Schematic.ForceLoadDynamicParametersInIPP) を組み合わせて使用​​します。

  • Schematic.UI.ShowMoreOrLessParameters が有効で、配置されたコンポーネントが回路図上で選択されている場合、パラメータのリストに関連付けられた Show More コントロールをクリックすると、そのようなパラメータにアクセスできます。

  • Schematic.ForceLoadDynamicParametersInIPP オプションを有効にすると、他のオプションが無効になっている場合でも (Show More コントロールが表示されていない場合でも)、全ての動的パラメータがパネルに強制的に読み込まれます。

詳細については、Working with Placed Components のページをご参照ください。

制約マネージャの改善

2 つ以上のピンを持つコンポーネントの Custom トポロジの自動作成

2 つ以上のピンを持つ個別の要素を横切る xNet (例えば、単一の部品内の抵抗のバンク) の場合、制約マネージャで Custom 配線トポロジタイプを選択すると、custom トポロジと xSignal が自動で作成されるようになりました。

4 つの xNet が単一の個別コンポーネントを介してソースから到達先へ送られます。

 

制約マネージャでこれらの xNet の 1 つに Custom トポロジタイプを選択すると、xNet からトポロジ構造が自動で作成されます。

 

生成されたトポロジに基づく xSignal も作成されます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

プロジェクトツリーでの回路図制約ドキュメントの可用性

回路図制約ドキュメント (Constraints.xml) がプロジェクトへ追加され (制約マネージャの最初の保存時)、Projects パネル (Settings/Constraints サブフォルダ内) から利用できるようになりました。更に、接続された Workspace からプロジェクトを更新すると、ドキュメント内の制約データが再読み込み/更新されます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

インポートされたパラメータセット内のネットクラスの名称を変更する機能

このバージョンから、定義されたネットクラスを含むパラメーターセット ディレクティブの場合、制約マネージャへ同期/インポートした後、回路図でディレクティブを選択すると、Properties パネルからネットクラスの名称を変更できるようになりました。Properties パネルでネットクラスの名称を変更し、変更を制約マネージャへ再度、インポートすると、制約マネージャでもネットクラスの名称が変更されます。

ディレクティブが制約マネージャへインポートされました。インポートされたディレクティブでは、定義されたネットクラスの名称を変更できます (この例では、Control から Ctrl へ)。

 

制約マネージャでデータを更新すると、ネットクラスの名称もそこで変更されます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

ハーネスデザインの改善

Cavity Type の無いピンの 'Strip Length' と 'Pull Off Length' を定義する機能

wiring diagram で選択したコンポーネントの cavity を設定する時、cavity type が指定されていない行に対して、Strip Length と Pull Off Length の値を定義できるようになりました。

コンポーネントピンには、cavity type が指定されていませんが、これらのピンには Strip Length と Pull Off Length を定義できます。
コンポーネントピンには、cavity type が指定されていませんが、これらのピンには Strip LengthPull Off Length を定義できます。

詳細については、Defining the Wiring Diagram のページをご参照ください。
 

インポート/エクスポートの改善

Mentor Xpedition ファイルの複数レイヤのオフ/オンを切り替え

以前は、インポート対象としてレイヤを 1 つずつ除外、または含めることしかできなかったため、大規模なデザインでは非常に面倒でした。複数のレイヤを一度にオフ、またはオンに切り替えることができるようになりました。インポートウィザードCurrent User Layer Mappings ページで除外、または含めるレイヤを選択し、右クリックして Toggle selected を選択します。選択したファイルは、必要に応じて、オフ、またはオンになります。

詳細については、Importing a Design from Xpedition のページをご参照ください。

Altium Designer 25.4 で完全に公開された機能

以下の機能は、このバージョンで正式に公開されました:

Altium Designer 25.3

リリース日: 2025年2月17日 – バージョン 25.3.3 (build 18) ホットフィックス

Altium Designer のリリースノート

PCB デザインの改善

QR と Data Matrix Code の対応 (Open Beta)

QR と Data Matrix code を生成して PCB デザインに配置できるようになりました。これを行うには、テキスト オブジェクトを選択した時、Properties パネルの Font Type 領域で BarCode を選択し、Type 領域で QR Code、または Data Matrix を選択します。

QR code の例

 

Data Matrix code の例

Full Width 欄にコードの全体の幅を入力し (Size Mode として By Full Width を選択した時に利用できる)、Horizontal Margin 欄に左端と右端のマージンのサイズを入力し、Vertical Margin 欄に上端と下端のマージンのサイズを入力します。Size Mode として By Pixel Width を選択した時、Pixel Width 欄にピクセルサイズを入力することもできます (このオプションにより、画像を再現できるようになります)。Font Name ドロップダウンと Show Text オプション (有効、または無効) を使用して、デザインスペースでテキストを設定します。Inverted オプションを有効にした時、コードが反転され、4 辺全てに境界線が追加されます。スペシャルストリングも対応しています。

標準バーコードは、BarCode フォント タイプの Linear サブタイプになったことに注意してください。

この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログPCB.QRCodes オプションを有効にした場合に利用できます。

詳細については、Including Barcode & Logos のページをご参照ください。

ODB++ v8.1 出力における Mid-layer コンポーネントの対応

ボードデータを ODB++ v8.1 形式でエクスポートする時、mid layer に配置されたコンポーネントが含まれるようになりました。これは、エクスポートされた ODB++ ファイルの component layer データへ配置レイヤ属性を追加することで実現されます。

一部のコンポーネントは、PCB の mid layer に配置されます。

 

この PCB を ODB++ v8.1 形式でエクスポートすると、これらのコンポーネントは、対応する配置レイヤ属性と共にエクスポートされたデータ内に表示されます。

詳細については、Preparing Fabrication Data のページをご参照ください。

PCB CoDesign の改善

PCB CoDesign パネルで複数のエントリを選択する機能

PCB CoDesign 機能を使用する際に変更をより効率的に確認するために、PCB CoDesign パネル内の個々の変更、および不一致エントリだけでなく、同じカテゴリ、または異なるカテゴリ内の複数のエントリも選択できるようになりました。Shift+Click と/または Ctrl+Click の方法を使用してエントリを選択し、PCB エディタのデザインスペースでハイライト表示できます。

Components カテゴリの全ての変更エントリと Copper カテゴリの一部の変更エントリが選択されました。

 

Polygon Pours カテゴリの不一致エントリと Copper カテゴリの全ての不一致エントリが選択されました。

詳細については、PCB CoDesign のページをご参照ください。

制約マネージャの改善

無効な Width 制約を強調表示

ネット、およびネットクラスの Width 制約は、制約マネージャの Physical ビューの上部の表で検証され、値が無効であることが判明した場合は赤い文字で強調表示されます (例えば、制約の Min Width が Preferred Width より大きい場合)。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

ハーネスデザインの改善

Wiring Diagram と Layout Drawing のデフォルトのシートサイズを選択する機能

このバージョンでは、Preferences ダイアログの Harness Design カテゴリへ新しい General ページを追加しました。このページで提供される設定の一部として、新しく作成された wiring diagram、または layout drawing ドキュメントへ適用される Default Blank Sheet Size を指定できます。必要に応じて、ドキュメントでオブジェクトが選択されていない時、Properties パネルの Page Options 設定を使用して、ローカルドキュメント レベルでシートサイズを変更できます。

詳細については、Harness Design Preferences のページをご参照ください。

ハーネスドキュメントの単位を標準化

要素の長さに使用する単位は、wiring diagram (*.WirDoc) と layout drawing (*.LdrDoc) で指定できます。対応している単位 (mm、cm、m、in、ft) は、プリファレンスとドキュメント レベルの両方で指定できます。

Preferences ダイアログの新しい Harness Design – General ページを使用して、新しく作成する wiring diagram と layout drawing ドキュメントのデフォルトの Length Units を指定できます。

 

wiring diagram ドキュメントでオブジェクトが選択されていない時に Properties パネルを使用して、このドキュメントの Length Units を指定します。socket cavity の Strip Length と Pull Off Length の値は、選択した単位で表示されます。

 

layout drawing ドキュメントでオブジェクトが選択されていない時に Properties パネルを使用して、このドキュメントの Length Units を指定します。バンドルの Length、バンドルオブジェクトの Length Value と Offset Length の値は、選択した単位で表示されます。

harness manufacturing drawing (*.HarDwf) で使用する単位のリストも標準化しました。対応している単位は上記と同じです (mil が追加されています)。更に、BOM table、wiring list、connection table に Length Units を指定できます (ドキュメント レベルで指定された単位を上書きします)。

製造図ドキュメントでオブジェクトが選択されていない時に Properties パネルを使用して、このドキュメントのデフォルトの単位を指定できます。

 

BOM table が選択されている時に Properties パネルを使用して、このテーブル内の長さの値に使用される Length Units と Value Precision を指定できます。

 

wiring list が選択されている時に Properties パネルを使用して、このテーブルの長さの値に使用される Length Units と Value Precision を指定できます。

 

connection table が選択されている時に Properties パネルを使用して、このテーブル内の長さの値に使用される Length Units と Value Precision を指定できます。

詳細については、Harness Design のページをご参照ください。

Connection Table に 'No Connect' オブジェクトを表示

ハーネス製造ドキュメント (*.HarDwf) 内の connection table では、'no connect' オブジェクトのみを表示できるようになりました。これを行うには、connection table を選択した時に Properties パネルの Properties 領域にある Display ドロップダウンから No Connect オプションを選択します。

詳細については、Creating a Manufacturing Drawing のページをご参照ください。

データ管理の改善

コンポーネントの子アイテムのレビジョン状態をチェック

コンポーネントのライフサイクル状態を変更する時、子アイテムのレビジョン (テンプレートと参照モデル) が変更可能な状態であるかどうかをチェックされるようになりました。そうでない場合、状態遷移ステータスは、子アイテムのレビジョンが適用不可能な状態であることを示し、遷移を続行しようとすると確認を求める警告ダイアログが表示されます。

この例では、コンポーネントのシンボルレビジョンが適用できないライフサイクル状態 (Obsolete) にあり、コンポーネントのライフサイクル状態を変更しようとした時、および遷移を検証した時にこれがフラグ付けされます。
この例では、コンポーネントのシンボルレビジョンが適用できないライフサイクル状態 (Obsolete) にあり、コンポーネントのライフサイクル状態を変更しようとした時、および遷移を検証した時にこれがフラグ付けされます。

詳細については、Managing Item Revision Lifecycle のページをご参照ください。

Batch Component Editing で Part Choices をランク付けする機能

Component エディタの Batch Component Editing モードを使用すると、定義/編集中のコンポーネントの part choices のランク付けを素早く自動で設定できるようになりました。

  • コンポーネント定義エントリを選択し、選択項目を右クリックして、右クリックメニューから Set Part Choice Ranks Automatically コマンドを選択し、選択したコンポーネントの part choices のランク付けを設定します。

  • メインメニューから Tools » Set Part Choice Ranks Automatically コマンドを選択して、全てのコンポーネントの part choices のランク付けを設定します。

Part choices は、コンポーネント定義とエディタのプレビュー領域で、設定されたランクに従ってソートされます。既にランク付けされている part choices は、既存の順番を維持します。

詳細については、Batch Component Editing のページをご参照ください。

Enterprise Server Workspace SVN プロジェクトのコミット、およびリリース動作を無効

Altium On-Prem Enterprise Server での SVN サポート終了の準備の一環として、接続された Enterprise Server Workspace でバージョンコントロールに SVN を使用するプロジェクトをコミット、およびリリースすることはできなくなりました。代わりに、プロジェクトを SVN リポジトリから Enterprise Server の内蔵の Git リポジトリへ移行するように求めるダイアログが表示されます。

また、接続された Enterprise Server Workspace で SVN を使用するプロジェクトを開く時、SVN がサポートされなくなったことを警告するダイアログが表示されます ( )。

詳細については、Making an Existing Project Available in the Workspace のページをご参照ください。

Altium Designer 25.3 で完全に公開された機能

以下の機能は、このバージョンで正式に公開されました:

Altium Designer 25.2

リリース日: 2025年1月14日 – バージョン 25.2.1 (build 25)

Altium Designer のリリースノート

PCB デザインの改善

ODB++ 意図的なショート (Open Beta)

このバージョンでは、ODB++ v8.1 出力を生成する時、意図的にショートを許可するネットと銅箔プリミティブ ('Net-Ties') のリストを生成するための機能を追加しました。製造業者へ送るドキュメントを、製造用の統合された net ties をリスト表示する ODB++ パッケージと、インサーキットテスト用の統合された net ties の無い ODB++ パッケージの 2 つに分ける必要がなくなりました。

この機能は、意図的なショートのリストを含む ‘shortf’ ファイルを生成するための ODB++ v8.1 の対応を使用します。ODB++ Setup ダイアログに新しいオプションが提供されています。このオプション Generate shortf: List of Intentional Shorts (Net-Ties) は、v8.1 形式で出力を生成する時にのみ利用できます。有効にすると、Merge Net-Tie Nets オプションは無効になり、その逆も同様です。生成された shortf ファイルは、ステップ出力の ‘eda’ サブフォルダにあります。

この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログ で   ODB.IntentionalShorts オプションを有効にした場合に利用できます。

詳細については、Preparing Fabrication Data のページをご参照ください。

PCB CoDesign の改善

銅箔の変更の表現を改善

検出された銅箔の変更 (アーク、コネクション、パッド、トラック等) については、関連するネット名が PCB CoDesign パネルに表示されるようになりました。更に、コネクションについては、そのコネクションが表される全てのレイヤも表示されるようになりました。

制約マネージャの改善

強化した xNet 生成

xNet の生成では、2 つ以上のピンを持つシリアル コンポーネントを対応します。以下のシリアル コンポーネントを対応しています:

  • 偶数個のピンを持つデュアルインライン コンポーネント - xNet は、コンポーネントの最初と最後のピン、次に 2 番目と最後から 2 番目のピン等へ接続されたネットから生成されます

    ネットが接続された偶数個のピンを持つデュアルインライン コンポーネントの例。

     

    これらのネットが制約マネージャで選択される時、xNet が作成されます。

     

    xNet は、デュアルインライン コンポーネントにおいて、対応するネットのペアから生成されました。

  • 偶数個のピンを持つシングルインライン コンポーネント – xNet は、コンポーネントの 1 番目と 2 番目のピン、次に 3 番目と 4 番目のピン等へ接続されたネットから生成されます。コンポーネントには、value が SIP である PinPairsConfiguration と言う名称のパラメータが含まれている必要があることに注意してください。そうでない場合、xNet はデュアルインライン コンポーネントの場合と同様に生成されます。

    ネットが接続された偶数個のピンを持つシングルインライン コンポーネントの例。コンポーネントには特別なパラメータ PinPairsConfiguration = SIP が含まれていることに注意してください。

     

    これらのネットが制約マネージャで選択される時、xNet が作成されます。

     

    xNet は、シングルインライン コンポーネントにおいて、対応するネットのペアから生成されました。

  • 奇数個のピンを持つコンポーネント – xNet は、コンポーネントの全てのピンへ接続されたネットから生成されます。

    ネットが接続された奇数個のピンを持つコンポーネントの例。

     

    これらのネットの 1 つが制約マネージャで選択される時、xNet が作成されます。

     

    xNets は、これら全てのネットから生成されました。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

簡単な場合の xSignal の自動作成

簡単な xNet (1 つのソース、1 つの到達先、およびネットの各ペア間に 1 つの個別コンポーネントを持つもの) の場合、制約マネージャで Custom routing topology タイプを選択すると、custom topology と xSignal が自動で作成されるようになりました。

xNet は、1 つの個別コンポーネントを介して 1 つのソースから 1 つの到達先へ行きます。

 

制約マネージャでは、この xNet に対して Custom topology タイプが選択されています。

 

custom topology (および、この topology に基づく xSignal) は、xNet から自動で作成されます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

Advanced Rules の削除

PCB からアクセスした制約マネージャの All Rules ビューで、複数の advanced rules を一度に削除できるようになりました。Ctrl+クリックShift+クリッククリックしたままドラッグ して複数の advanced rules を選択し、右クリックして Remove Advance Rules (x) を選択します。'x' は削除されるルールの数を表します。また、Rule Class ツリーの対応するエントリを右クリックして表示されるコンテキストメニューから利用できるコマンドを使用して、特定のタイプ、カテゴリの全ての advanced rules、または全ての advanced rules を削除することもできます。ルールは、確認されずすぐに削除されます。

選択した複数のルールを右クリックして、それらを削除できます。

 

Rule Class ツリーでルールタイプ エントリを右クリックして、このタイプの advanced rules を削除できます。

 

Rule Class ツリーでルールカテゴリ エントリを右クリックして、このカテゴリの advanced rules を削除できます。

 

Rule Class の表題を右クリックして、全ての advanced rules を削除できます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

パラメータセット ディレクティブ データを表示

1 つのワイヤへ接続されたパラメータセット ディレクティブの場合、回路図シート上のそのディレクティブの近くに、制約マネージャからの関連データ (ネット/差動ペアのクラス名とルール設定) を表示する機能を追加しました。更に、ブランケットへ接続された定義済みネットクラスを含むパラメータセット ディレクティブの場合、制約マネージャと同期/へインポートした後、デザインスペースでネットクラス ディレクティブ情報の表示を切り替えることができるようになりました。これを行うには、ディレクティブが選択されている時、Properties パネルの対応するデータエントリの左側にある表示コントロール () を使用します。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

全てのビューでのコメントの対応

制約マネージャの任意のビューで、制約/ルールへコメントを追加できるようになりました。ClearancesPhysical、または Electrical ビューの制約マネージャの下部にある Comment 欄、または All Rules ビューの Comment 列に、必要なコメントを入力します。

Clearances ビューの制約へ追加されたコメント

 

Physical ビューの制約へ追加されたコメント

 

Electrical ビューの制約へ追加されたコメント。上記の例では、制約マネージャの下部で様々なルール (Impedance、Length、Via Count、Stub Length) の制約を定義でき、Rule ドロップダウンを使用して現在のルールを切り替えることで、それぞれに個別のコメントを定義できることに注意してください。

 

All Rules ビューの制約へ追加されたコメント

ワイヤボンディングの改善

ワイヤボンディング クエリキーワードの拡張機能

PCB、または PCB ライブラリ内のオブジェクトのフィルタリングに使用するクエリ式を作成する時、2 つのクエリ言語キーワード (IsBondWireConnected と IsBondFinger) を使用できるようになりました。

詳細については、Wire Bonding のページをご参照ください。

ダイパッドと 3D 外形の結合を強化

ダイパッドと重なり合う 3D 外形の結合を強化しました。ダイパッドは、Die layer に配置された 3D 外形 (Die Body と呼ばれる) にのみリンクされるようになりました。ダイパッドは、この重なり合う die body にリンクされ、その高さを継承します。ダイパッド、または die body のジオメトリの変更 (場所、サイズ等) によってリンクが更新され、ダイパッドの高さが、リンクされた die body と同期されます。

  • ダイパッドの下に複数の die body が重なり合っている場合、ダイパッドは、ダイパッドと同じコンポーネントの die body へリンクされます。同じコンポーネントに複数の die body がある場合 (または、ダイパッドが複数のフリー die body に重なり合っている場合)、ダイパッドは、最大高さの die body へリンクされます。

  • 以前のバージョンの Altium Designer でダイパッドが Die layer 以外のレイヤの 3D 外形へリンクされていた場合、新しいバージョンでドキュメントを開いた時にこの結合は対応されないことに注意してください。3D 外形には正しい Die layer を選択する必要があります。

詳細については、Wire Bonding のページをご参照ください。

データ管理の改善

認定モデルの対応

このバージョンでは、認定モデルの概念が導入されています。Manufacturer Part Search パネルで利用できるメーカー部品に関する情報が、部品のモデル (回路図シンボル、PCB フットプリント、シミュレーション モデル) の詳細 ('Generic' ()、または 'ECAD Ready' () と見なされるかどうかを含む) として表示されます。後者の場合、そのようなモデルは、データシート、IPC 標準、および関連する Style Guide の改訂に関して '認定' されています。

Manufacturer Part Search パネルの Filters ペインにある Models フィルタを使用して、対応するレベルのモデルを持つ部品に制限してリスト表示できます。また、Model Type フィルタを使用して、対応するタイプのモデルを持つ部品に制限してリスト表示できます。

ECAD 対応モデルを含むコンポーネントを接続された Workspace へ保存すると、同じ情報が Use Component Data ダイアログで利用できるようになります。

Generic モデルを含むコンポーネントの場合、認定モデルを作成/追加するために投票できます。

この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログ で  EDMS.QualifiedModels オプションを有効にした場合に利用できます。

詳細については、Searching for Manufacturer Parts のページをご参照ください。

インポート/エクスポートの改善

xDX Designer カスタム コネクタの対応 (Open Beta)

インポート ウィザード を使用して xDX Designer プロジェクトをインポートした時、生成された回路図ドキュメントでカスタム ポート、カスタム パワーポート、カスタム オフシートコネクタを対応し、元のデザインと同じグラフィックが使用されるようになりました。

xDX Designer プロジェクトからインポートされたカスタム パワーポート。Style プロパティが Custom 値に設定されていることに注意してください。

 

xDX Designer プロジェクトからインポートされたカスタム ポート。

 

xDX Designer プロジェクトからインポートされたカスタム オフシートコネクタ。Style プロパティが Custom 値に設定されていることに注意してください。

この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログ で Importer.UseCustomConnectors オプションを有効にした場合に利用できます。

詳細については、Importing a Design from xDX Designer or DxDesigner のページをご参照ください。

Altium Designer 25.2 で完全に公開された機能

以下の機能は、このバージョンで正式に公開されました:

Altium Designer 25.1

リリース日: 12 December 2024年12月12日 – バージョン 25.1.2 (build 22)

Altium Designer のリリースノート

PCB デザインの改善

全ての配線コーナースタイルのトレースループを削除

自動トレースループ削除機能が、配線の全てのコーナースタイルへ適用されるようになりました。

詳細については、Interactive Routing のページをご参照ください。

Auto Tuning Process ダイアログ UI の更新

自動配線長チューニングを設定する時、コントロール動作をより適切に反映するために、Auto Tuning Process ダイアログの用語を更新しました:

  • Pattern -> Tuning Goal

  • Accordion -> Min/Max/Group Matching

  • Sawtooth -> Within Pair Matching

詳細については、Length Tuning のページをご参照ください。

制約マネージャの改善

制約と制約セットをインポート、およびエクスポートする単一のコマンド

制約と制約セットのインポートとエクスポートは、右クリックメニューにある ExportImport コマンドを使用して実行できます。

Export を選択すると、Constraints to Import ダイアログが開き、*.CstrDot ファイルへエクスポートする制約/制約セットを選択できます。このファイルは後で別のプロジェクトへインポートできます。OK をクリックすると、標準の File Explorer ダイアログが開き、制約/制約セットに名前を付けて保存できます。ファイルは拡張子 *.CstrDot でエクスポートされ、別のデザインへインポートできます。

Import を選択すると、標準の File Explorer ウィンドウが開き、デザインへインポートする目的の制約/制約セット (*.CstrDotを選択して、Open をクリックします。Constraints for Export ダイアログが開き、現在のデザインへインポートする制約/制約セットを選択できます。選択した制約/制約セットは、目的のデザインの対応するオブジェクトへ適用されます。

また、同じスコープを持つ制約と制約セットをインポートする時、制約セットが使用されることに注意してください。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

ディレクティブをインポートした後の Advanced Rules の作成

パラメータ セット ディレクティブへ追加されたルールが PhysicalElectrical ビューに表示されない場合、それらのルールは、制約マネージャを PCB からアクセスした時に、All Rules ビューに表示される advanced rules として自動で作成されます。advanced rules は、ディレクティブのインポート、または古いルール管理システムからの移行、および回路図から PCB への ECO が完了すると作成されます。

Power Plane Connect Styleルールは、ネットにアタッチされたパラメータ セット ディレクティブに追加されます。

ディレクティブを制約マネージャにインポートすると、このルールはRefresh Constraint Managerダイアログに表示されます。

このルールはPhysicalビューとElectricalビューには表示されませんが、回路図から PCB を更新するときに検出されます。

ECO を実行した後、PCB からアクセスすると、ルールは Constraint Manager のAll Rulesビューに詳細ルールとして表示されます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

ワイヤボンディングの改善

Find Similar Objects ダイアログでのワイヤボンディング プロパティ

ボンドワイヤのコンテキストで Find Similar Objects ダイアログを改善しました。ダイアログには、以下のオブジェクト固有のパラメータが含まれるようになりました:

  • Die Bond Type

  • Loop Height

  • Length 3D

  • Diameter

詳細については、Wire Bonding のページをご参照ください。

プラットフォームの改善

統合されたログイン (Open Beta)

このバージョンでは、外部のブラウザ、直接メール認証情報、リンクされた Facebook、または Google アカウント、または設定された SSO を使用して Altium アカウントへサインインするための ‘統合されたログイン’ の方法を導入しました。この方法により、セキュリティとセッション管理が向上し、セキュリティ修正の配信が迅速化されるとともに、将来の認証改善の基礎も築かれます。

Altium Designer 内からアカウントへサインインすると、新しい Sign In ダイアログが表示され、ブラウザを使用してサインインするように求められます。  ボタンをクリックすると、認証用の新しい統合された Sign In ページがデフォルトの Web ブラウザで表示されます。お好みの (アクセス可能な) 方法でアカウントへサインインしてください。

 

初回のサインイン プロセスの一部として、Altium Designer へ Altium User Identity ( ) へのアクセスを許可する必要があります。アクセスが許可されると、認証が完了し、Altium Designer へサインインします。アカウントからサインアウトすると、再度、ブラウザへ移動し、Signed out の確認ページ ( ) が表示されます。

  • 新しい Sign In ダイアログには、Altium Designer の起動時に自動でサインインするオプションが用意されているため、毎回、ブラウザインターフェースへ移動する必要がありません。

  • セキュリティ上の理由から、サインイン プロセスを完了するには 5 分間の時間制限があります。この時間が経過するとエラーが起こり、サインイン プロセスを再度、開始する必要があります。

  • この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログ で  System.UnifiedLogin オプションを有効にした場合に利用できます。

  • 関連していますが、System.UnifiedLogin オプションによってコントロールされるものではありません。Altium Designer installer ( ) の Advanced Settings ウィンドウへ Unified Sign In (Beta) オプションを追加しました。有効にすると、Account Log In ウィンドウを使用した Altium アカウントへのログインが、外部ブラウザ経由の統合されたログインに置き換えられます。

詳細については、Signing in to Your Altium Account のページをご参照ください。

データ管理の改善

Where Used 機能のバリアントの対応

Components パネルの Where Used 機能の一部として、バリアントを対応しました。コンポーネントが Workspace プロジェクトの全てのバリアントではなく、Altium 365 Workspace から配置されている場合、Components パネルの Details ペインの Where Used 領域にあるプロジェクトのエントリには、コンポーネントが使用されているバリアントの数と、このプロジェクトのバリアントの合計数、およびコンポーネントが使用されているバリアントのリストが表示されます。

 

ここでは、コンポーネントはプロジェクトのベースバリアント([No Variations]Advancedバリアントで使用されますが、プロジェクトのDefaultバリアントでは適合していません

Componentsパネルでコンポーネントを選択すると、Detailsペインにコンポーネントが 3 つのうち 2 つのバリアントで使用されていることが表示され、コンポーネントが使用されているバリアントが一覧表示されます。

詳細については、Searching for & Placing Components のページをご参照ください。

コピー後に元のモデルを保持する機能

Single Component Editing モードの Component editor で Workspace コンポーネントを編集し、フットプリントモデルのコピーを作成する時、元のモデルとコピーを保持するか、元のモデルをコピーに置き換えるかを選択できるようになりました。

詳細につていは、Single Component Editing のページをご参照ください。

コピーされたモデルへプリフィックスを追加

Single Component Editing モードの Component editor で Workspace コンポーネントを編集し、シンボル、またはフットプリントモデルのコピーを作成する時、コピーされたモデルの名称にプリフィックス Copy of が付けられるようになりました。

詳細については、Single Component Editing のページをご参照ください。

ActiveBOM SiliconExpert 関連の BOM チェックのレポートレベルは、接続された Workspace のブラウザインターフェースを通じて SiliconExpert Integration app に定義されたレベルを遵守するようになりました (詳細を見る)。例えばapp 設定で、Obsolete ライフサイクル状態のコンポーネントの Risky Lifecycle state チェックが Fatal Error に設定されている場合、このライフサイクル状態のコンポーネントは、ActiveBOM ドキュメントで Fatal Error レベル () の違反になります。

詳細については、Pulling Part Data from SiliconExpert のページをご参照ください。

BOM CoDesign (Open Beta)

このバージョンでは、BOM Portal 機能で作成された BOM スナップショットを使用して、設計者と調達の専門家が対話できるようにする BOM CoDesign 機能を導入しました。Altium 365 Workspace プロジェクトの ActiveBOM ドキュメントの Properties パネルにある Related BOMs タブからアクセスでき、この機能は、現在の BOM とプロジェクトの選択した子 BOM 間の相違を解析できます。相違の概要はパネルでアクセスするか、ブラウザで完全な比較を調べることができます。検出された相違ごとに、ActiveBOM ドキュメントへ変更を適用するかどうか (該当する場合) コントロールできます。

この機能は、Open Betaであり、Advanced Settings ダイアログ で BOM.CoDesign オプションを有効にした場合に利用できます。

詳細については、BOM CoDesign のページをご参照ください。

インポート/エクスポートの改善

面付けされた PCB の Parasolid エクスポートの改善

面付けされた PCB (Embedded Board Array) を Parasolid 形式でエクスポートするための機能を改善しました。Route Tool Path は、エクスポートされたファイル内の全てのボードレイヤを通過し、ソース ボードの cavity とボードカットアウトは面付けされた PCB で考慮されます。

詳細については、Mechanical Data Import-Export Support のページをご参照ください。

Altium Designer 25.1 で完全に公開された機能

以下の機能は、このバージョンで正式に公開されました:

Altium Designer 25.0

リリース日: 2024年11月12日 – バージョン 25.0.2 (build 28)

Altium Designe のリリースノート

PCB CoDesign の改善

統合した変更を元に戻す機能を追加

 コントロールを PCB CoDesign パネルへ追加しました。このコントロールは、統合が正常に実行された後にパネルに表示され、必要に応じて、統合結果を元に戻すことができます。

詳細については、PCB CoDesign のページをご参照ください。

制約マネージャの改善

ディレクティブのインポートプロセスを更新

ディレクティブから制約マネージャへデータをインポートする機能は、更新機能の一部になりました。制約マネージャの  ボタンをクリックすると、インポートの概要を含む Refresh Constraint Manager ダイアログが開きます。ダイアログの  ボタンをクリックしてインポートを完了します。

ネットクラス、差動ペア、差動ペアクラス内の変更を検出

以前にディレクティブからインポートされたネットクラス、差動ペア、差動ペアクラス (新しい/削除された要素) 内の変更が検出されるようになりました。同期が必要な不整合 (回路図と制約マネージャ間) がある場合は、対応するオブジェクト名の左側にオレンジ色のバーが表示されます。

詳細については、Defining Design Requirements Using the Constraint Manager のページをご参照ください。

ワイヤボンディングの改善

重なった 3D 外形上のダイパッドの配置を強化

ダイパッドは、ダイパッド位置の最も高い 3D 外形ではなく、ダイパッドが配置されている 3D 外形へ高さによって結合されるようになりました。これにより、同じ場所に複数の 3D 外形がある場合 (例えば、PCB が筐体で覆われている場合) でも、ダイパッドが正しい 3D 外形の表面に留まります。 

ダイパッド配置位置に複数の 3D 外形がある場合、重なっている外形から、パッドを配置する必要がある 3D 外形を選択できるようになりました。

Javascript ID: WB_Overlapped3DBodies_DiePadPlacement_AD25_0

複数の 3D 外形が重なった場所にダイ パッドを配置。

In this case, a popup selection dialog appears so you can choose a 3D body, to which the pad needs to be bound.

In 3D, you can see that the die pad is on the surface of the chosen 3D body.

詳細については、Wire Bonding のページをご参照ください。

ワイヤボンディング テーブルレポートのソートを強化

ワイヤボンディング テーブルレポートのソートを強化しました。表内のエントリは、以下の様に順序付けられます:

  1. 最初に、コンポーネント プリミティブから始まるボンドワイヤがリスト表示されます。このグループ内のエントリは、コンポーネント 指定子のアルファベット順でソートされ、次にパッド 指定子のアルファベット順でソートされます。

  2. 次に、フリープリミティブから始まり、コンポーネント プリミティブで終わるボンドワイヤがリスト表示されます。このグループ内のエントリは、プリミティブ名と/または、指定子のアルファベット順でソートされます。

  3. 次に、フリープリミティブから始まり、フリープリミティブで終わるボンドワイヤがリスト表示されます。このグループ内のエントリもアルファベット順でソートされます。

詳細については、Wire Bonding のページをご参照ください。

マルチボードデザインの改善

外部周辺機器/コンポーネントの対応 (Open Beta)

このバージョンでは、マルチボードデザイン領域の機能を拡張し、通常の子 PCB ボードアセンブリの一部ではない外部周辺機器/コンポーネント (つまり、‘non-PCB’ コンポーネント) を利用できます。これには、例えば、外部スイッチ、センサー、その他の市販のサードパーティ製電子モジュールが含まれます。

マルチボード回路図ドキュメント (*.MbsDoc) は、2 つの新しいオブジェクトタイプを対応することでこの機能を実現します:

  • Custom Part – ライブラリ コンポーネントをリンクする機能を提供するモジュールのようなエンティティで、メインメニューの Place » Custom Part コマンド、またはアクティブバーの Custom Part コマンドを使用してマルチボード回路図ドキュメントへ追加されます。リンクされたコンポーネントごとにエントリが自動で追加されます。

  • Custom Connection – 必要なコンポーネントを Components パネルからシート上の空きスペースへドラッグアンドドロップして、単一のライブラリ コンポーネントをマルチボード回路図ドキュメントへ追加できます。コンポーネントのピンごとにエントリが自動で追加されます。 

    マルチボード回路図ドキュメントで使用するために、特に、コンポーネントのカスタム シンボルを作成することもできることに注意してください。ピンのプロパティの Name 欄へコンマ区切りの名称を追加すると、複数のピンをエントリへグループ化して、エントリ数を減らして視覚的にすっきりしたシンボルを作成できるため、このようなコンポーネントの接続がはるかに効率化されます。

    Javascript ID: MBS_CustomConn_MultiplePins_AD24_5

    回路図シンボルを編集する時、ピンの Name 欄へ複数のコンマ区切りの名称を追加。

    When the component is added to a custom part in a multi-board schematic, an entry for each component pin will be created instead of a single entry for the component, and entries with multiple pins will be created.

    When the component is placed in a multi-board schematic as a custom connection, entries with multiple pins will be created.

ライブラリ コンポーネントは、接続された Workspace、および利用可能なローカル ライブラリから利用できるコンポーネントです。配置/定義したら、ケーブルやハーネス接続などを使用して、コンポーネントをより広範なデザインへ接続できます。

その結果、システム全体の全ての要素が考慮され、それらの接続が適切にドキュメント化されます。これにより、マルチボード回路図ドキュメントの 1 つの場所に完全な ‘システム図’ が提供され、このような機能を実現するために ‘ダミー’ の子 PCB を作成すると言う従来の時間のかかる回避策は過去のものになります。

この最初のステップの実装では、カスタムパーツと/または、カスタム接続を通じて定義されたリンクされたコンポーネントは、製品/システム全体の BOM に自動で含まれず、マルチボードアセンブリ (*.MbaDoc) には表示されません。

この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログ で MBS.PlacePart と MBS.UseGeometryMaker オプションを有効にした場合に利用できます。

詳細については、Capturing the Logical System Design のページをご参照ください。

Draftsman ドキュメントへコメントを追加

マルチボード Draftsman ドキュメント (*.MbDwf) へコメントを追加する機能を追加しました。他のドキュメントタイプと同様に、そのコントロールを使用してコメントを追加できます (Place メニュー、 ボタン等)。

詳細については、Document Commenting のページをご参照ください。​​​​

ハーネスデザインの改善

計算されたワイヤ長を上書き

Layout Drawing (*.LdrDoc) 上のワイヤの計算された長さを上書きできるようになりました。Properties パネルで必要な Offset Length を入力するか、Length Type のドロップダウンで Manual を選択して、必要な絶対長さを手動で定義できます。

MCAD ツールでワイヤ長が定義され、その後 MCAD CoDesigner を使用して Altium Designer へ pull されたワイヤの場合、MCAD CoDesigner エントリが Length Type エントリに表示されます。この場合、Offset Length は定義できませんが、ドロップダウン () から Manual を選択して length の値を上書きできます。

詳細については、Creating the Layout Drawing のページをご参照ください。

データ管理の改善

Altium Designer 以外のプロジェクトのために Open Project ダイアログを強化

このバージョンでは、Open Project ダイアログを強化し、接続された Altium 365 Workspace (OrCADKiCadEAGLE プロジェクト) へアップロードされた Altium Designer 以外のプロジェクトの対応を向上しました。

  • ダイアログのメイングリッド領域にある Altium Designer 以外のプロジェクトエントリには、対応するアイコンが付けられ、Web Viewer Only と言うテキストのラベルが付けられるようになりました。

  • Altium Designer 以外のプロジェクトエントリを選択すると、ダイアログの右側のペインに、このプロジェクトは Web Viewer でのみ開くことができると言うメッセージが表示されるようになりました。これは、ダイアログの下部にある新しい  ボタンを使用して実行できます。

詳細については、Opening Projects and Documents のページをご参照ください。

リリースしたアセンブリデータへバリアント パラメータを反映

Project Releaser を使用して PCB プロジェクトをリリースする時、プロジェクト バリアント に定義されたパラメータが、アセンブリデータの対応するレビジョンに含まれるようになりました。これらのパラメータは、Explorer パネルを使用して閲覧できます。Classic View でプロジェクトを表示している時、必要なアセンブリデータのレビジョンを選択し、Parameters タブへ切り替えてバリアント パラメータを表示できます。

Javascript ID: ProjectRelease_VariantParameters_AD25_0

プロジェクトのバリアント Default には、バリアント パラメータ VariantLabel = A があります。

When viewing the assembly data set revision for this variant in the Explorer panel, this parameter is shown on the Parameters aspect view tab.

詳細については、Releasing to a Workspace のページをご参照ください。

Altium Designer 25.0 で完全に公開された機能

以下の機能は、このバージョンで正式に公開されました:

 

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注記

利用できる機能は、Altium 製品のアクセスレベルによって異なります。Altium Designer ソフトウェア サブスクリプション の様々なレベルに含まれる機能と、Altium 365 プラットフォーム で提供されるアプリケーションを通じて提供される機能を比較してください。

ソフトウェアの機能が見つからない場合は、Altium の営業担当者に連絡して 詳細を確認してください。

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